安くて軽いAir、高いけど全体的にランクアップのPro
2024年11月に発売されたMacBook Pro、少し遅れて2025年の3月にAirが発売されました。…もう半年前!?時間がたつのが早すぎて、令和何年かわからないカナリアです。こんにちは。
AirもProも沢山レビューされてるけど、多くの方が同じ悩みを持っているんじゃないかな?そう、AirにするかProにするか問題です!
私は一足先にProを買っちゃったんだけど、今回Airも導入したので、簡単に比較してみました。でてきた結論としては目新しくもなんともなく、軽さと安さを求める方はAir、高くても良ければProとなりました。
ただ、同じような構成にすると差額は5万円程度。差額に比べてレベルアップする部分が多いので、基本的にはProを選んだ方が満足できると思います。
基本的な外観やスペックなんかは、アップルのHPを見てもらった方が確かだと思うので、比較して気になったところやポイントだけまとめてみました。良かったらどうぞ〜
前提として
今回の比較は「13インチのAir」と「14インチのPro(M4無印)」としています。というのも、その他のモデルは選ぶ基準が明確。15インチのAirは、大きめのディスプレイが欲しくて予算が20万円くらいの方。「M4 ProやM4 MAX、16インチのPro」は30万円を超えてくるのでAirと競合しなくなります。

上から見ると外観はほとんど変わりません。
(画像はAir)
具体的な比較モデルは「Airは竹(10GPU/メモリ16G/512GB SSD)194,800円」、「Proは梅(10GPU/メモリ16G/512GB SSD)248,800円」で差額は54,000円となります。
その差額54,000円で何が変わってくるの?っていうところへフォーカスしました。
※比較した2機種↓
出典元:Apple(https://www.apple.com/jp/)
出典元:Apple(https://www.apple.com/jp/)
重量やサイズ感
一番大きな違いは、なんといっても重さとサイズ!ここは明確にAirのストロングポイントで、一番軽くて小さいMacbookが欲しければAirとなります。
【重さ】 Pro 1.55kg(左)/Air 1.24kg(右)
重さの差は310g、数字上では大したこと無さそうだけど、実際カバンに入れて毎日持ち運んでみると、体感でかなりの違いがあります。


キッチンスケールで測ってみましたが、だいたい公称通りですね。
【厚さ】 Pro 1.55cm(左)/Air 1.13cm(右)
厚さも0.42cmとかなり差があり、見た目でハッキリわかります。持ち運びやすさにも差が出るポイントなんだけど、単純に薄いとスタイリッシュでかっこいい。

Airのミッドナイトって結構色が違う
【サイズ】 Pro W31.26×D22.12cm/Air W30.41×D21.5cm
サイズも違うけど、これは重さや厚さに比べて差を感じにくかった部分です。


ちょっとだけAirの方がRが強いきがする、気のせい?
比べてみるとやっぱりAirは軽くてコンパクト。モバイルPCなんて軽ければ軽いほど良いですからね。
ディスプレイ
ディスプレイはサイズの違いだけじゃなく、AirのLiquid Retinaから、ProはLiquid Retina XDRへパワーアップ。輝度やコントラスト、リフレッシュレートにHDR対応、ミニLEDなど大きな違いがあります。
処理速度の差などは感じにくい反面、ディスプレイの差は体感しやすいです。Pro一番のストロングポイントは、この綺麗なディスプレイでしょう
解像度や輝度
Airは13.6インチのIPS液晶(2,560 x 1,664(224ppi))で、輝度が500nit。
Proは14.2インチのミニLED(3,024 x 1,964(254ppi))で、輝度が1,000nit(HDR時1,600nit)。

Airも十分明るいですが、やっぱり違います
同じシーンで比べてみると、やっぱりProが一回り明るくて鮮やかです。
ベゼルの違い
気になったのがベゼル幅、AirとProでは1.5mmくらい違います。これも数字上は大したこと無さそうなんだけど、開いた瞬間に気がつくくらいの感覚的な差があります。本体サイズの差はそんなに感じなかったのに、ディスプレイサイズはProの方が一回り大きく感じるのは、ベゼル幅の差が大きいです。



他にも違いはたくさん
それ以外にも違いはあります、リフレッシュレートが60Hz→120Hzになったり、パネル方式がIPS→ミニLEDになったり、HDRへ対応したり・・。
外部モニターを使用する方にはあまり影響無さそうですが、本体のディスプレイをメインに使う方、特にHDRコンテンツなどの動画視聴をする方は、ここだけでProを検討する価値がありそうです。
スペックまわりで気になったところ
今回CPUはどっちもM4無印、メモリは16GBで比較しているので、瞬発的な処理速度に違いはほとんどありません。動画編集とかをがっつりやりたい方は、Pro M4 PRO(CPUの名前がややこしい)とかも検討しようね。
ベーシックな部分でProの方が優れていて、放熱用のファンが付いていたり、6スピーカーだったり、インターフェースに違いがあったりします。周辺機器にかかる追加費用にも違いがでる部分だよ。
ファンの有無
性能周りで一番気になるのがここでしょう、Proは内蔵ファンがありますが、Airはファンレスになります。私はIllustratorやPhotoshopでの作業が中心でそんなに重量級の作業はしませんが、それでも夏場はファンが回ることが時々ありました。長時間での作業はProの方が有利でしょう。
とはいえ上記の作業くらいでは、長時間使っていても差は感じなかったのも事実です。悪いことばかりでもなくAirのファンレスは静かという利点もあります。
スピーカー
スピーカーはAirが4スピーカー(15インチだと6スピーカーになる)、Proが6スピーカーになります。オーディオには疎くてバカ耳ですが、重低音なんかは聞き比べると違いを感じます。より立体感があるような・・。でもAirも悪くはないですよ。
インターフェース
接続できる端子類もProの方が豊富。特に古いモニターはUSB-Cで接続できなかったりするので要チェックです。
・Pro / Thunderbolt 4(USB-C)ポート×3、HDMIポート、SDXCカードスロット、3.5mmヘッドフォンジャック
・Air / Thunderbolt 4(USB-C)ポート×2、3.5mmヘッドフォンジャック

Thunderbolt 4×2と3.5mmジャック

Thunderbolt 4×1とHDMIポートとSDXCカードスロット

Thunderbolt 4×2

3.5mmジャック
その他、細かな違いで気になったところ
選べるカラーが違う
Airの方がカラバリがたくさん! お仕事にも使うので、今回はどっちも黒系の色を選んだんだけど、ほんとはスターライトが欲しかった・・・。明るい色で指紋も目立ちにくいみたいだし、ゴールド系カラーが絶対かわいいよね。
Proは2色だけ
出典元:Apple(https://www.apple.com/jp/)
Airは4色から選べる!
出典元:Apple(https://www.apple.com/jp/)
付属充電器の違い
AirとProでバッテリーサイズや充電速度に違いがあるんですが(Proはバッテリーサイズが72.4Whで、充電が最大96W、Airはバッテリーサイズが53.8Whで、最大70W)付属の充電器にも違いがあります。
Proは「70W USB-C電源アダプタ」が付属、Airは標準では「デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」が付属します。ノートPCの充電に35Wはちょっと物足りなくない・・・?
公式ストアから購入する場合は同じ価格でAirでも70Wが選べるんだけど、量販店で吊るしのモデルを買う場合はちょっと注意が必要かもしれません。

持ち運びを考えて35Wにしたのかな?
Proは底面に刻印があるよ
ノートパソコンの底面見ることなんてほとんど無いんだけど、Proは底面に刻印があるよ。こういう細かいのみんなも好きだよね?

お得に買うには
カスタマイズしないなら、公式よりAmazonとかヨドバシ、ビックカメラなんかで買った方がポイントも込みで安いです。


整備済み品もお得だよ
あとは公式の認定整備済製品をチェックしよう、2025.9/17時点で「Airの竹(10GPU/メモリ16G/512GB SSD)が165,800円」、「Proの梅(10GPU/メモリ16G/512GB SSD)が210,800円」とかなりお買い得。新品にこだわりが無ければオススメです。
まとめ
- 同じような構成で選ぶと価格差は5万円程度。キレイなディスプレイやベーシックな部分のレベルアップなど、5万の差で得られる物は大きい。重さと価格が許容できるなら、基本的にはProを推奨します。
- 軽さと薄さで選ぶならAir。重量の差は310g、見た目の数字以上に持ち運びには大きな差です。薄くてスタイリッシュなのもAir、カバンにも入りやすい。本体サイズの違いは意外と感じにくいよ。
基本的にはProを選んだ方が満足できるとは思うんだけど、Airにも軽さや薄さ、カラーリングなんかの積極的に選びたくなるポイントもある。同じCPUとメモリを選べば、出来ることにほとんど違いはないので、お財布と用途を考えてじっくり選びましょう。

